PRPとは、「Platelet Rich Plasma」の略で日本語では「多血小板血漿」となります。
血小板には、血液を凝固させるだけではなく成長因子と呼ばれるものが含まれており、損傷した組織の回復を促します。切り傷や擦り傷が治るのは血小板のおかげでもあります。
腕の静脈から採取した血液を用い、遠心分離器によって血小板などを一定濃度まで凝縮してから、損傷した組織に注射して組織の回復を促す手法です。
スポーツ医学分野でのPRP療法
形成外科領域や歯科口腔外科において臨床応用されてきましたが、近年スポーツ医学の領域においても欧米を中心に進んできてます。
PRPではご自身の血液を使うため、アレルギーや感染症(B型肝炎・C型肝炎・HIVなど)は最小限に抑えられ安全性が高いく、ドーピング検査にも引っかかりません。
PRP療法に適した症状
PRP療法は整形外科的な疾患に関して対象が幅広く適応しています。
- アキレス腱炎
- ゴルフ肘
- テニス肘
- 肉離れ
- 膝靭帯損傷
- 慢性の筋肉の痛み・・・など
さかえクリニックは現在、PRP療法を美容、スポーツ分野の両方で行っている医療機関です。
順天堂大学大学院医学研究科 小林弘幸教授と共同研究で、PRP療法のアスリートへの臨床研究としての施術をスタートしております。
小林弘幸教授の下では、Jリーガー、世界的なフィギュアスケーターらがPRP療法で従来の治療に比較して優れた治療効果が報告されています。
アテネオリンピック・北京オリンピック男子110MH日本代表 内藤真人選手、世界陸上2大会銅メダリスト 為末大選手をはじめ オリンピック日本代表選手らトップアスリートへPRP療法を行い有効性が確認されています。
参照)http://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/p-sp-tp0-20110411-759592.html